ウェブライターに必要な、高品質な記事作成。
アフィリサイトだけではなく、ウェブ記事作成で使ってはいけない未熟な言葉があります。
幼稚なウェブ記事にしてしまう言葉が『形容詞+です』です。
『形容詞+です』を使うと、なぜ幼稚な記事になってしまうのでしょうか。
絶対NG!幼稚な記事になる『形容詞+です』
『形容詞+です』と言われても、あまりピンとこないかもしれませんね。
まずは、何も考えずに以下の文章を読んでみてください。
そして、今は幼稚な文章についての記事を書こうとしていますが、セットしていた目覚ましの音が突然鳴ってうるさいです。
ずっとキーボードを叩いていたので、肩や首が凝ってたまらないほど痛いです。
もう限界というくらい辛いです。
(少し無理やり感がありますが…なかなか悪い例文が思いつきません。)
はっきりとした理由がわからなくても、幼稚な文章だとわかるでしょう。
以下が修正した文章です。
そして、今は幼稚な文章についての記事を書こうとしていますが、セットしていた目覚ましのうるさい音に驚きました。
ずっとキーボードを叩いていたため、たまらないほど感じている肩や首の痛み。
もう辛くて、限界かもしれません。
上の2つの文章を見比べると、はっきりと幼稚な文章だったとわかりますね。
幼稚に感じるのは、同じ語尾を連続して使っているためでもありますが、『形容詞+です』が大きな原因になっています。
『形容詞+です』を使うと幼稚な記事になる理由
『形容詞+です』は、小学生の作文のような印象を与えます。
たとえば、以下のような文章です。
- ゲームはおもしろいです
- 骨折は、とても痛いです
- 北海道は、本当に寒いです
- プレゼントをもらって、嬉しいです
- ひとりぼっちは、さみしいです
- 温泉に入ると気持ちいいです
これだけでは『形容詞+です』に、あまり違和感を感じないかもしれません。
以下のようにすればどうでしょうか。
- ゲームはおもしろかったです
- 骨折が、とても痛かったです
- 北海道は、本当に寒かったです
- プレゼントをもらって、嬉しかったです
- ひとりぼっちは、さみしかったです
- 温泉に入ると気持ちよかったです
大人が使うべき言葉ではないとわかるでしょう。
そのため『形容詞+です』は、ウェブ記事に使用すると幼稚(低品質)になってしまうのです。
私が、ライタースキルもないままサイトを運営しだした頃。何の疑問も持たずに『形容詞+です』を乱用していました。
そんな中、幼稚な文章だとふと気づき、自分の中で『形容詞+です』は「使ってはいけない」というルールを決めました。
上の例文を見れば、一目瞭然でしょう。
小説やコラムに、『形容詞+です』が使ってあるでしょうか。おそらくほとんどないと思われます。
幼稚でも誤用ではない『形容詞+です』
ただし『形容詞+です』は使用してはいけない…わけではありません。
『形容詞+です』は、文法的には誤用とは言えないということになっているそうです。
過去、この疑問を解決するべく、大変頭のよい知人に質問しました。
すると、このように教えてくださいました。
まるで、子どもの作文のようになってしまいますが、一方で、それしか言いようがない場合もあります。
たとえば、「美しい」の丁寧形は「美しゅうございます」が正しいのですが、こんな言葉は、ほとんどの人が使っていません。
『丁寧語』から指導する日本語だから仕方がないようですね。ただ、学者の中でも扱いに困っているようですよ。
『形容詞+です』は、本当にさまざまなサイトで使われています。
記事作成指南が掲載されているサイトでも使用されており、私は疑問に思えて仕方がありません。
誤用ではないとはいえ、どうしても幼稚すぎる印象しか持てないんですね。
私のように一度気づけば、もう使えなくなる方もいるかもしれません。(いいえ。使わない方がいいです ⇒ 使わない方がいいでしょう。)
幼稚な文章にしない方法
『形容詞+です』を使用すると幼稚な記事になるのなら、どのようにするのか…です。
『形容詞+です』ではなく、『形容詞+ですね』とするだけで印象が全く変わります。
- ゲームはおもしろいですね
- 骨折は、本当に痛いですね
- 北海道は、本当に寒いですね
- プレゼントをもらって、嬉しいですね
- ひとりぼっちは、さみしいですね
- 温泉に入ると気持ちいいですね
幾分かはよくなったでしょう。
しかし、これでは作成するウェブ記事の前後と合わず、意味が通じない場合もありますね。
そんな時は、以下のような書き方をしてみましょう。
- 【×】美しいです
- 美しいですね
- 美しいでしょう
- 美しいのです(美しいんです)
ただし『〜なのです』『〜なんです。』は、断定的な文末になります。
多用すると目障りな記事になりますので、ここぞという時だけ使用するようにしなければなりません。
どうしても無理な場合、箇条書きを加えると回避できる場合もあります。
形容詞が幼稚になるもう一つの理由
さまざまな形容詞がありますが、形容詞を使った表現は、私たちの生活の中で常に使われている言葉です。
「面白いね」「痛いね」「寒いね」子どもから大人まで誰もが使いますが、具体的な表現になっておらず大雑把な表現になりますね。いわゆる、幼稚な表現です。
上の例文の形容詞の代わりになる言葉は、山ほどあります。
- おもしろい:愉快・興味深い・コミカル・ユーモア・賑やか
- 痛い:鈍痛・四苦八苦・苦痛
- 寒い:凍りつく・凍てつく・かじかむ
- 嬉しい:心躍る・胸が高鳴る・恍惚
- さみしい:孤独・心の穴・虚ろ
- 気持ちいい:極楽・快適・爽快
つまり、語彙力(ごいりょく)ですね。
『形容詞+です』の代わりの表現をすれば、幼稚ではない大人が読むにふさわしい記事になります。
- ゲームは、武者震いするほど気持ちが昂ぶります
- 骨折の激痛は堪え難いものでした
- 北海道は、凍えてしまうような気温でした
- プレゼントをもらって、涙が出そうなほど感激しました
- ひとりぼっちは、心が引き裂かれるような気持ちになります
- 温泉に入ると、体の芯から幸福感に満たされ極楽気分です
違いがはっきりわかるでしょう。
多くの方がアフィリサイトの記事を1つでも増加させようと、とにかく急いで記事作成をしますね。
『100記事書けば収益が上がる』と、1日でも早く1記事でも多く…と。
語彙量の多いウェブ記事は、SEO対策には大変重要な役割があります。
実は、語彙数が多いか少ないかも、検索上位になれるかどうかに関わっているんです。
余分な言葉が多い内容の薄いだけの記事には、必要な単語が含まれていません。
初心者の方は、今回解説した『幼稚なウェブ記事』について、わからなかった方がほとんどでしょう。
たくさんの言葉を使った記事作成は大変時間がかかります。それでも時間をかけてウェブ記事を更新しないと、無駄な結果に終わる可能性が高まります。
ウェブ記事作成は、1記事1記事、充分に時間をかけて行いましょう。
詳しくは、また別記事で解説いたします。
幼稚なウェブ記事は信頼性をなくす
『形容詞+です』を多用している幼稚なウェブ記事は、アフィリサイトの信頼性を薄れさせます。
子どもっぽい話し方をする方と、知的な言葉使いの方…どちらが信頼できるでしょうか。
ただし、100%というわけではありません。
以前、記事作成をする上でサイトの著者設定が必要だと言いましたように、キャラによっては全く問題ない場合もあるでしょう。
とはいえ『形容詞+です』は、私自身の絶対的な記事作成ルールとしているので、共感してくださった方は心がけてみてください。
言葉のボキャブラリーは少しでも豊富にしておくに越したことはありません。(SEO対策には、絶対不可欠です。)
お恥ずかしい話ですが、私は幼い頃からずっと学習が苦手でした。簡単に言えば、アホなんです…。
もっと勉強しておけばよかったと、今頃になって後悔しています。
そのため、語彙力は本当にありません。
そんな時、役立つのがウェブ検索や辞書。さまざまな本を読む、そして常に疑問を持つ想像力です。
私は記事作成だけではなく、いつでもどんな時でも『なぜ?』という疑問を大切にしています。
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