私たちが通常使っている言葉、漢字・ひらがな・カタカナ。
幼少期から意識せずに学んできたので深くは考えませんが、日本語は世界でもっとも難しいとも言われていますね。
漢字・ひらがな・カタカナの使い分けは、見やすい記事にする重要な要素。
見やすい記事にする漢字・ひらがな・カタカナの使い方の注意点を解説してまいります。
見やすい記事にするための法則
見にくい記事は、見る人の読む気をなくします。サイトの離脱率につながりますね。
良質な記事の条件のひとつには、文章の見やすさも含まれます。
見やすいウェブ記事にするためには、以下の点に注意しましょう。
- 難しい漢字は使わない
- ひらがなを多めにする
- カタカナを多用しすぎない
漢字が多い記事は、難しい印象・堅苦しさを感じさせる上、見やすい記事から遠ざけてしまいます。
一方カタカナが並んでいる文章はわかりにくい。ひらがなを使うと、やわらかな印象を与え見やすくなります。
順に解説していきますね。
難しい漢字は使わない
難しい言葉はさまざまありますので、何をどう『難しい』とするか、基準が定められませんよね。
ですが、以下のような漢字は多くの方が書けないでしょう。書けない漢字は、必ずひらがなにします。
- 紫陽花:あじさい
- 五月蝿い:うるさい
- 炬燵:こたつ
- 麒麟:キリン
- 鰻:うなぎ
- 薔薇:バラ
【何も見ず用紙に手書きする場合、書けない漢字は使わない】と考えましょう。
急いでメモ書きする際、わざわざ漢字を使いませんよね。
たとえば、以下のような漢字です。できるだけ『かな表記』にした方がよい漢字を、表にしてみました。
常用漢字であっても、ひらがなで書く方が望ましい言葉です。
ひらがなで書いた方が見やすい言葉
迄 | まで | 〜の様 | 〜のよう |
無い | ない | 有る | ある |
解る | わかる | 様々 | さまざま |
要る | いる | 殆ど | ほとんど |
直ぐに | すぐに | 限って | かぎって |
如何に | いかに | 僅か | わずか |
所謂 | いわゆる | 折角 | せっかく |
是非 | ぜひ | 流石 | さすが |
何も | いずれも | 尚更 | なおさら |
最早 | もはや | 先ず | まず |
予め | あらかじめ | 何故 | なぜ |
敢えて | あえて | 上手い | うまい |
如何にか | どうにか | 繋ぐ | つなぐ |
貰う | もらう | 流石 | さすが | 共に | ともに | 出来る | できる |
但し | ただし | 故に | ゆえに |
敢えて | あえて | 更に | さらに |
及び | および | 若しくは | もしくは |
等 | など | 尚 | なお |
全て | すべて | 勿論 | もちろん |
ひらがなを多めにする
上にあげたような漢字をひらがなで書くと印象が違って見えます。
以下の2つの違いをご覧ください。
公園迄の道すがら、様々な人と挨拶を交わし合い、何時になく大変良い1日になりました。例えば、清々しく目覚めた早朝の様な気持ちでしょうか。所謂、爽快感です。何故、緑色は私達を癒してくれるのでしょうか。
公園までの道すがら、さまざまな人とあいさつを交わし合い、いつになく大変良い1日になりました。たとえば、すがすがしく目覚めた早朝のような気持ちでしょうか。なぜ『みどり色』は私たちを癒してくれるのでしょうか。
同じ内容でも漢字一つ書き方一つで、随分違って見えるでしょう。
以下のページで、幼稚な文章はいけない・語彙力(ごいりょく)豊富な方がいいと言いましたが、『難解である』とはまったく別です。
その境目を考える必要がありますね。
ただ、正解はありません。見やすさを意識し、自身のブログやサイト記事で一定の決まりを作りましょう。
ちなみに、語彙力のない幼稚な言葉を使う私は、難しい漢字を『混雑した漢字』と表現します。
私の名前は、大変簡単な漢字の苗字と名前はひらがなが使われています。
若い頃、字画が多い名前に憧れていました。
『混雑した漢字の名前が良かった』なんて話し、よく人に笑われたものです。
注意すべき漢字の誤用
上にあげた例も含め、つい誤用してしまう漢字があります。
- 従って:したがって
- 〜と言う:〜という
- 合わせて:併せて
- 改めて:新ためて
この例文の『従って』は、従うわけではありません。つい漢字変換で使ってしまいがちですが意味が違いますね。
『Aと言う資料』は、正しくは『Aという資料』ですね。『合わせて』も、正しくは『併せて』です。
ブログでよく書く『合わせてご覧ください』は間違いで『併せてご覧ください』です。お恥ずかしながら、私は当初間違えていました。
私が記事を書けるようになったきっかけのSTさんが、教えてくださった誤用です。
漢字の誤用は、記事がわかりやすい・わかりにくい以前の問題になりますね。
『解るや判る』『元・素・基』『余り・あまり』などもそうです。
そのため『どちらが正しいかわからない』=『難読である』という基準を作ると、わかりやすくなるでしょう。
今や紙に文字を書く機会が減少していますよね。
スマホやパソコンですぐに変換されるため、実際に漢字を書けと言われても、正しく書けない方も多いのではないでしょうか。
難読であると思ったもの・さっと書けない漢字は全てひらがなで書くと、誤用はなくなります。
カタカナを多用しない
見やすい記事にするため、カタカナの多用をしない方がいい理由は2つあります。
- カタカナが並ぶと読みにくい
- カタカナを使うと意味がわからない
カタカナを使った読みにくい記事
カタカナばかりが並んだ文章は、大変読みにくい記事になります。
本当はもっと違う例文をあげたかったのですが…。例文を考えるのは本当に難しく、これで精一杯でした。
カタカナを並べた記事を書くケースはあまりないでしょうから、これでよしとしたいと思います。
こちらよりもありがちな記事が、以下のような文章です。
カタカナを使った意味がわからない記事
以下のような記事があっても、もはや何を言っているのかわかりません。
- コンセンサス:複数人の意見の一致
- ブラッシュアップ:磨き上げる
- インセンティブ:人のやる気を起こす刺激
- レスポンス:応答・反応
記事の意味がわからないと、サイトへ訪れてくださった方は他の見やすいサイトへ行くでしょう。
私はこういった言葉は大変苦手なので、上の言葉の使い方はおかしいかもしれません。あくまでも例としてお考えください。
外来語・日本語英語が増加している昨今、何かとカタカナを使ってしまいがちです。
専門用語も同様です。そういったカタカナ語を使うと『かっこいい』と考えてしまうのでしょうか。
自分は知っているからと言って、一般には理解できない言葉を使う…アフィリエイトなどのコンサルを受けると、素人相手にこんな言葉を並べる方もよくいます。
自分がわかっているからと言って、人もわかると考えるのは間違いですね。
やさしいコンサルとは言えません。そして、初心者に対してそういった記事が掲載されているサイトは、グーグルのいう有益な記事ではなくなります。
ウェブ記事は、中学生でも読める文章を基本にします。その方が、断然見やすいですよね。
また『ちなみに話』ですが、同じ『難語』でも『喃語』という語句があります。
『喃語(なんご)』は、まだ言葉を話せない赤ちゃんが話す「アー」とか「ブー」という言葉。
- 難語:難しくて理解できない語句
- 喃語:簡単でも理解できない語句
同音なのに『異なる意味』しかし、100%違うわけではない言葉…不思議だなと感じました。
『制作』と『政策』のような感じでしょうか。
もしかするとたまたまかもしれませんが、そんな言葉って、もっとあると思うんですよね。
思い出せないのは、想起力(思い出す力)の低下ですね。
見やすいウェブ記事まとめ
見やすい記事掲載は、サイト内のいろいろな記事を読んでもらえる必須条件です。
- 難しい漢字は使わない
- 漢字の誤用に注意する
- ひらがなを多めにする
- カタカナを多用しすぎない
ライターを目指している方はもちろん、アフィリブログの記事を自身で書かれる方は、漢字に注意し見やすい記事にしましょう。
客観的な角度から記事を見る、そのために投稿した記事を繰り返し確認してください。