知らぬ間に陥っている文字数が多いだけの薄い内容の記事。
無駄な文字のある文章はわかりにくいだけで、読んではもらえない記事になります。
実はほとんどの人が行なってしまう部分に、『無駄』が隠されています。
無駄な文字数ばかりの低品質な記事を改善する方法。無駄な言葉を減らすコツをご紹介いたします。
誰もが知らずに書いてしまう無駄な文字
文章だけではなく、会話でもありがちな無駄な言葉。まわりくどい言葉の多い『冗長(じょちょう)文』です。
- 無駄な接続詞
- 無駄な『こと』
- 回りくどい表現
これらの文字数を省けば、2000文字のうち500文字以上も無駄な文字になっている場合もあります。
本来1500文字で書けるところ、無駄な文字で2000文字にしている…となれば見ている方にとって、わかりにくい文章になるのは間違いありません。
さらに、無駄な語句であり、SEO的には全く役に立たない不必要な語句です。
しかし私を含め、ほとんどの方が無駄な文字数を含めてしまっている文章。おそらく、完璧にこなせる方はいないでしょう。
少しでも無駄な文字を削減し、文章のダイエットを行いましょう。スタイルだけではなく、文章もスマートな方が綺麗に見えます。
無駄な接続詞
文章につい入れてしまう無駄な接続詞。接続詞の種類はたくさんあります。
- だから/そこで/そのため/すると
- しかし/それでも/とはいえ/ですが/にもかかわらず
- そして/しかも/それに
- むしろ/また
- もしくは/それとも/または
- つまり/すなわち/言ってみれば
- なぜなら/ただし/ちなみに たとえば
- それにしても/ところで/次に
接続詞をつめこむと、無駄な文字数が増加します。
私自身の文章で解説していきます。
私は、上で以下のように書きました。その下、2つの文章を見比べてみてください。
多くの方が、とりあえず2000文字書いたし、言いたいことが書けた!とほっとするでしょう。
しかしその記事、本当に必要な情報だけでしょうか?無駄な文字が含まれていませんか?
自分の気づかないところに、全く無駄な文字数が含まれています。
そうなれば、見る方にとってわかりにくい文章になりますし、意味のない文字稼ぎをしただけの事…。それに気づかず、ブログやサイトに掲載してしまっているのです。
そして多くの方が、とりあえず2000文字書いた。さらに言いたいことが書けた!とほっとするでしょう。
しかしその記事、本当に必要な情報だけでしょうか?それに対して無駄な文字が含まれていませんか?
つまり自分の気づかないところに、全く無駄な文字数が含まれているのです。
そうなれば、見る方にとってわかりにくい文章になります。すなわち意味のない文字稼ぎをしただけの事…。言ってみればそれに気づかず、ブログやサイトに掲載してしまっているのです。
下の文章の方が、無駄な接続詞が多いとわかりますね。
接続詞が必要か無駄か、ただそれだけで随分と印象が違ってきます。
無駄な『こと』・『事』
『こと』『事』は、もっとも誰もが使ってしまう無駄な文字です。文章の中で無駄な文字数の大半を占めるでしょう。
正確に言えば『形式名詞』と言います。
その中で注意が必要な言葉が以下の3つ。
- こと
- という
- もの
ないだろうと思いがちですが、このようにおかしな文章を書いてしまいます。
〜ことは、〜ことで…無駄な文字数だとわかるでしょう。
赤で強調しているのでかなり目立ちますが、強調しなければごく普通に見えます。
無駄な形式名詞で、圧倒的に多い『こと』の乱用。
『こと』だけならまだしも、『ということ』となれば、もっと大幅に無駄な文字が増加します。
2000文字の記事で、20個30個使っているケースもあります。そうなれば数百文字が無駄な文字です。
私自身初めの頃は、そんな感じでした。『こと』の数を見て本当に驚きます。
しかし最後の例のように、主語を入れ替える方法でしか『こと』をなくせない場合もあります。少し難易度が上がりますね。
どう変えれば、無駄な文字を省けるかよく考える…そんな努力を重ねていくと、必ずスキルアップにつながります。
無駄な文字が入っていないかどうか、記事作成終了後確認しましょう。
ただし『こと』は、強調表現でもあります。
ここは強調したいと思う文章に使った方がいい場合もありますので、1記事に2〜3個という意識を持つといいでしょう。
不必要な回りくどい言葉
- 考えるようにしなければならない
- 考えなければならない
もっと文字数を減らし簡潔にできるのに、大変回りくどい表現になっています。
こちらはどうでしょうか。
文字数が減少する上、随分と雰囲気が変わりますね。
ただし、プロでも気づかず書いてしまう大変高度な技術です。
日々少しでも改善しようと努力を繰り返すと、少しずつ身についてきます。(ここでも『身につくようになってきます。』としてしまいがちです。)
こちらも大変おかしな例ですが、実際にあった例です。
記事を書く上での文字数
文字単価でしか決めることのできないライターの仕事。依頼者と受注者の考えは全くの真逆です。
- 依頼する側:1文字でも多い方がいい
- 受けるライター:1文字でも少ない方がいい&1文字でも多くスラスラ書きたい
ライターは時間との戦いです。
時給で働くわけではありませんから、少しでも短時間で記事を書き上げたいと考えるのは当然。
一方外注に出す側は、1文字でも多く書いてもらいたいと考えますね。
また自分のアフィリサイトでも、書かなければ意味がないので、想定している文字数を満たそうと必死になるでしょう。
私も「あ〜まだ1000文字しか書けていない。」などと思う場合もあります。
多くの方が、とりあえず2000文字書いたし、言いたいことが書けた!とほっとするでしょう。
しかしその記事、本当に必要な情報だけでしょうか?上述したように、無駄な文字が含まれていませんか?
無駄な文字が多いと見る方にとってわかりにくい文章になりますし、意味のない文字稼ぎをしただけの事…。
それに気づかず、ブログやサイトに掲載してしまっているのです。
無駄な文字数のチェックは必須
文章を書き上げたら、以下の3つをチェックし無駄な文字を探しましょう。
なんども繰り返し記事を読み直します。
ただし記事を書き上げてすぐには、気づかないケースの方がほとんどです。
数日リセットしてから、再度読み返しましょう。
- 省ける接続詞がないか
- 無駄な『こと』『という』『もの』がないか
- 『するようにする』など回りくどくなっていないか
無駄な文字に気づけたら、必ずスキルアップにつながります。
こちらもチェックは必須項目です。
外注の記事も同様です。
ほんの数十文字であっても、無駄な文字分必要な内容が書けます。その分の文字単価を支払うのはもったいないですね。
と言いながら、私自身も知らずのうちに無駄な文字を書いてしまっています。気づいた点があれば、ご一報いただければと思います。
一生続くのではないかと思う記事作成の学習…気が遠くなりますね。いつまでも、向上心は忘れずにいたいものです。
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