ウェブライティングをはじめ、記事作成に必須の見出しには2つの重要な役割があります。
見出しの役割とはなにか?また見出しの付け方の注意点はどのようなものなのでしょうか。
役割と注意点・簡単な付け方をご紹介いたします。
見出しの重要なSEOの役割
ブログ記事の見出しの重要な役割は、以下の2つです。
- ユーザーにわかりやすくする役割
- クローラーに重要なキーワードを伝える役割
グーグルの言う『検索上位になれる有益な記事』の根本は、ユーザーにとって役立つ記事。結果、どちらもSEO対策となります。
たかが見出しとあなどれません。よい見出しなしに、よい記事は書けないと言っても過言ではありません。
ユーザーにわかりやすくする役割
延々と文字だけ並んだ本を読めるでしょうか。
ブログ記事の見出しは、読む方にとって、よりわかりやすくするために必要です。
ワードプレスをはじめ無料ブログでも、ほとんどが見出しタグ内の文字が視覚的に目立つような表示になっています。

ズラズラと変化がなく並んだ文字は、どれだけ役立つ内容が書いていても読む気も失せてしまいます。
このように文字だけ並んでいる文章に見出しが加わると、よりわかりやすくなりますね。
ユーザーはきちんと文章を読んでいないため、流し読みしています。
自分自身で考えればわかりますね。簡単に目的に辿り着けるよう、できるだけわかりやすいページを探そうとするでしょう。
見て下さる方は、読み進めて行く中見出しを見て瞬時で内容を把握できます。利便性が全く違ってきますね。
するとページのユーザビリティが上昇します。
見出しがなく延々と文字が並んだだけの記事は、読み進めていってはくれません。
ブログを読んでくれるかくれないかは、ブログを見た瞬間決定しているも同様です。
ちなみにワードプレスを使ったブログでは、プラグインを使えば『hタグ』で囲まれている箇所が『目次』で表示されます。

目次があると、見たい部分・必要な箇所がはっきりとわかります。目次は付けた方がいいでしょう。
クローラーに重要なキーワードを伝える役割
Web上の情報収集は、ほぼ9割『グーグルボット』というクローラーが行っています。
クローラーがあらゆるサイトやブログの情報を持ち帰り、検索エンジンに伝え検索結果に反映します。
クローラーにブログ内を辿ってもらいインデックスされるから、検索結果に表示されます。
見出しは、そのクローラーに対し記事の重要性を伝える役割を持っています。
- このページは、読みやすい記事になっていますよ
- このページは、このキーワードについて書いてある記事ですよ
このようにきちんと伝わると、検索結果に反映されます。
ユーザー・グーグルの2つの意味があり、SEO効果を発揮し検索上位にするために、正しい見出しは絶対不可欠なのです。
キーワードを伝える意図のある見出し…となると、キーワードを含める必要がありますね。
見出しのSEO効果を発揮する付け方
記事は、いくつかのキーワードを決めた上で作成していきます。
たとえば「覚えなくても簡単に取得できる!【わかりやすい記事の文章構成】の方法」こちらのページのキーワードは、「わかりやすい」「文章」「構成」の3つ。
「記事」も意識していますが、『主のキーワード』『サブキーワード』というイメージで作成しています。
- 簡単!わかりやすい記事の構成
- わかりやすい構成を簡単に取得できる方法
- わかりやすい記事構成にするためには
- 苦手でも文章構成がうまくなる方法
記事作成で決めたキーワードが見出しの中に入っているのがわかりますね。
ユーザーとグーグルどちらも、何に対して書いてある記事なのか、一目瞭然です。
できる限りキーワードを含めると、グーグルに記事の内容が伝わりSEO効果が発揮できるのです。
ただし見出しタグに、無理やりキーワードを入れるのはよくありません。
SEO対策には、ホワイトハットとブラックハットがあります。キーワードの詰め込みすぎは、ブラックハットとなりペナルティとなる可能性があります。
ブラックハットSEOはその名の通り、悪質なSEO対策の事。
- 見出しや文章内に無理やりキーワードを入れる
- キーワードを背景色と同じにして、見えないように含める
- 意味のない文字列を入れる
CSSで行う手法などもあり、見ている方にとって意味のないSEO対策は行なってはいけないんですね。
すると「上の見出しでは、全てに入れているのでは?」と感じるかもしれませんね。
100%とは言えませんが、必要な言葉を入れて意味が通じる見出しの場合は問題ないと考えましょう。
してはいけない見出しは、以下のようなものです。
- SEO効果のある見出しの付け方
- SEO効果ある見出し1
- SEO効果ある見出し2
- SEO効果ある見出し3
わかりやすい見出しにしなければいけないのに、全く無意味な見出しになっていますね。
ただし時と場合により、以下のような付け方はOKです。
- SEO効果のある見出しの付け方
- SEO効果ある見出し1【キーワードを含める】
- SEO効果ある見出し2【簡潔にする】
- SEO効果ある見出し3【インパクトある言葉にする】
- SEO効果のある見出しの付け方
- キーワードを含めた見出しのSEO効果
- ユーザーが一目でわかる見出しのSEO効果
- SEO効果のない見出しの付け方
何が正しいか正解はありません。真ん中の見出しの付け方はダメという方もいますが、私のサイトでは上位表示されています。
見出しのキーワード挿入はSEO効果がない?
サイト運営していると、全く思いもよらないキーワードで検索上位になっている場合があります。
決めたキーワードではそこまで上がっていないのに対し、狙っておらず関係ないキーワードで上位表示されている…。
そういった場合も多々ありますので、見出しにしても記事にしても、キーワードにはそこまでこだわらなくてもいいという結果です。
そこまで深く考えず、できれば見出しにはキーワードを入れる意識を持ちつつ『見ている方にとってわかりやすい見出し』だけを意識しましょう。
またこの件については、あらためてお話したいと思います。
いい見出しの付け方の注意点・コツは?
見出しと見出し下の文章とをマッチさせる
付けた見出しと見出し下の文章をマッチさせるのは、当たり前のこと。
しかし書いているうちに、なぜかズレてきてしまいます。焦点がズレてしまうのは、誰でもありますね。
「好きなドラマは何?」こんな会話をしている時、『A』というドラマが思い浮かび ⇒ 『A』に出ている俳優の話になり ⇒ その俳優こんな事件起こしたよね…。
どんどん話がそれていき、はじめに話していた「好きなドラマ」は忘れてしまうもの。
記事タイトルと記事内容も同様です。
見出しと関連性ある場合なら問題ありませんし、ちょっとした『ちなみに…話』などは、逆にオリジナル性が上昇します。
オリジナル性がない文章はよほどうまく表現できないと、ただのコピペとなってしまいます。
そのため、見出し下の文章は以下のように考えるといいかと思います。
- 見出しに付けた内容8割
- 見出しに関連性ある内容1.5割
- 関係なくても自分だけのオリジナル文0.5割
見出しで付けた内容を知りたいと思って見て下さった方が、納得いく回答が得られる文章であるかどうか、注意を払いましょう。
上の比率は、記事全体でも同じです。
シンプルで簡潔な見出しにする
いい見出しにするためには、シンプルで簡潔にしましょう。
たとえば、この記事のタイトルのように「簡単明快!ブログ記事の見出しの役割と付け方の注意点とコツ【SEO効果を左右するhタグ】」こんな見出しにしてはいけません。
1記事をわかりやすくするための見出しなのに、何を書いているのかわかりません。見出しの役割を果たしていませんね。
見出し下の文章が何を書いているのか、一目でわかるような見出しにします。
「簡単明快!ブログ記事の見出しの役割と付け方の注意点【SEO効果を左右するhタグ】」
これを細分化すると、以下のようになるでしょう。
- 見出しの役割
- 付け方の注意点
- 付け方のコツ
- あとがき
タイトルに書いてある内容を、分割して考えるのです。
構成も交えながら、よく考えましょう。
ユーザーは、スクロールしてサラッと記事を流し読みしています。見出しを見ただけで記事内容がわかると、気になった箇所をよく読んでもらえる可能性が高まります。
インパクトある見出しにする
記事タイトル同様、見出しをぱっと見て「気になるな。」と感じてもらわなければなりません。
そのためには、上述したように的確でシンプル・簡潔がもっともいいでしょう。
- 見出しの重要なSEOの役割
- ユーザーにわかりやすくする役割
- クローラーに重要なキーワードを伝える役割
- 見出しのSEO効果を発揮する付け方
しかしもうひとひねりすれば、以下のようなインパクトある言葉で表現できます。
- SEO効果絶大の見出しの役割
- ユーザーに食いつかせる効果!
- クローラーが認める・無視するかが決まる見出し
- 猿でもできる検索1位の見出しの付け方
とはいえ見出しの言葉がインパクトあるかどうか、感じ方は千差万別ですし一概には言えません。
あまり過激だと軽すぎる印象を与えてしまいますので、ブログ内容に合わせるといいですね。
見出しも、タイトルの付け方と同様です。
箇条書きにする
また見出しは、文章ではなく箇条書きにしましょう。
たとえば、以下のような文章をつかってはいけません。
- 見出しの重要なSEOの役割を解説しています。
- ユーザーにわかりやすくする役割は大変重要です。
ごちゃごちゃになって、一目見て内容は把握できませんね。
ただし完全に箇条書きにしなくてはいけないかと言えば、そうではありません。
以下のような見出しだと、書いてある内容はすぐに想像できますね。
- 見出しのキーワード挿入はSEO効果がない?
- いい見出しの付け方の注意点・コツは?
『まとめ』は使用しない
多くのサイトで使われている最後の『まとめ』。実は、私が一番嫌いな見出しの付け方です。
有名なサイトでも大手SEO会社でも使用されていますし、『記事の最後のまとめを書いているよ』と示しているので、全く問題はないでしょう。
ですがネットサーフィンをしていても、常に疑問に思ってしまうんですね。
私の頑固な部分かもしれませんが、『まとめ』とする見出しは絶対使うべきではないと考えています。
使うべきではないと考える理由は3つあります。
1つは、グーグルに記事の意図を伝えるチャンスを逃してしまっていると感じるからです。
2つ目は、一目でわかるように付ける用途なのに、「タイトルやその他の見出しを見ないとわからないのではないか?」と感じます。
3つ目は『まとめ』としているのに、全くまとめになっていない無駄な見出しが多い傾向にあるからです。
たとえば、私がこの記事の最後に『まとめ』と見出しをつけ、以下の文章だとすればまとめになっているでしょうか?
このように、記事作成において見出しの付け方は大変重要です。
ですから、きちんと正しい付け方を心がけましょう。
全く『まとめ』の意味をなしていませんね。実は、初心者の方だけでなく多くの方がこのパターンで書かれています。一度さまざまなサイトをご覧になってみてください。
見出しの注意点・コツまとめ
このように見出しは、ざっと見ただけで記事の良し悪しを決められてしまう重要な要素になります。
ユーザーに認めてもらえなければ、グーグルに認められず検索上位にもなれません。
- 見出しと下の文章とをマッチさせる
- シンプルで簡潔な見出しにする
- インパクトある言葉を含める
- 箇条書きにする
- 『まとめ』は見出しに使用しない
記事を何度も読み返し、注意して見出しをつけましょう。手抜きはしない方がいいですね。
(※このように記事全体をまとめてこそ『まとめ』と言えます。まとめとしてみました。)
コメントを残す