サイトを作成する方は、さまざまな理由があってのことでしょう。
本業のホームページを作る、副業のアフィリエイトだけではありませんね。
一つのサイトを作り上げていくために必要な時間。それだけは、何をどうしても絶対に不可欠です。
そして、ウェブライターに記事を外注します。でもその選択、本当に正しいでしょうか。
ウェブライターに外注して完成する記事
サイト作成の中でも、さまざまな想いがあるかと思います。
- サイト作成した経緯
- 何を目的としているのか
- 何を伝えたいのか
サイトやブログの記事は、その目的を果たすために一番重要なものです。
しかしその方向性が違っていたとすれば、お金をかけてもただの不要なものとなります。
外注記事のほとんどがオリジナル性のない記事
たとえば、ダイエットサイトを作成し、ASPから自分で選択した案件を売るためにダイエット商材を販売します。
- 自分はスムージーで痩せたから、販売したいと考えている
- 外注したウェブライターは「スムージーなんて飲んでも痩せない」と考えている
上がってくる記事は「本当にスムージーで痩せる」思いで書いたものではなく、ただのコピペ記事になるでしょう。
価値観が違うウェブライターが書けるのは、よそのサイトを参考にした内容だけです。すると上がってくる記事の大半は、オリジナル性のない記事になります。
なぜなら書く記事の本質をわかっていないからです。自分が理解できない事は書けません。
ウェブライターに記事を外注してできあがってくる記事は、当然そのウェブライターの価値観の上での記事です。
ダイエット商材のような『物』に対する記事なら、まだましです。柔軟な対応をしてくれるウェブライターさんなら、さまざまな方面から想像したりリアルな実在話も組み込んでくれるでしょう。
言い回しをいかにうまくするかなども、うまく考えるのが本来のウェブライターです。
そうすると、どこにもないオリジナル性が生まれます。
とはいえ『物』であるから簡単とも言えません。
- 痩せている方に太っている方の本当の悩みはわかりません
- 太っている方に痩せすぎの方の本当の悩みはわかりません
そこで働かさなければならないのが、想像力・連想する力です。
自分がその立場になれば、どう思うのか?いったいどんな支障が出てくるのか?それらを考えられるウェブライターが非常に少ないのです。
考えられなければ想像もできない上、関連性あるリサーチもできません。
悩み系だけではありません。それを利用したいと考える方は、どんな風に感じるのかを考える必要があります。他のサイトの文章を抜粋して編集するだけでは、ただのコピペと変わりありません。
価値観の違うウェブライターに外注すると…
それがもっと複雑なものになれば、基本的な人間性が大きく関わってきます。
人に優しくしたいと考えている人が、優しさを知らないウェブライターさんに外注しても、自分の想いは記事に反映されません。
ウェブライターに必要なのは、そのサイトで言及したい事が持っている『根本的な意味を見抜く力』です。
『白黒』はっきり決めつけるウェブライターに、その人の立場になって考える力はありません。そのために必要なのは、最低限以下の3つが必要です。
- 自分とは違っても人の気持ちを考えられる柔軟な考え方
- 依頼者との詳細なヒアリング
- サイト内リサーチ
多くのウェブライターさんは、わからない場合でも簡単なヒアリングしかしません。
下手すれば、記事作成で絶対必須の決めるべきことさえ確認してこないライターさんもいます。
そして情報を集めるためにネットで簡単なリサーチをしますが、一番重要な『掲載サイトのリサーチ』はしません。しないどころか、聞きもしません。なぜなら重要な基礎もわかっていない上、時間がかかるからです。
ウェブライターは時間との戦いなので、どれだけ短時間で記事作成できるかにかかっています。
主婦や副業で片手間にウェブライターをしている方によくありがちですが、言えばそのサイトがどうなっても特に関係ありません。ですから、記事作成するにあたって何も考えていません。
根本的な部分で考えれば、記事依頼をいただいた感謝の気持ちを持っていないのですね。コンビニでアルバイトをしている中高生が「ありがとうございます。」と口では言っていても、笑顔も出さないのと同様です。
店が儲かるかどうかは、関係ないんですね。ただウェブ上で通りすがった人だから、転んでも手を差し伸べない…これもコンビニの件と同じですね。でも次から次へと仕事をもらえると思えば、態度は一変するでしょう。
基本的には、短時間でお小遣いをいかに効率よく稼げるか。ただ自分が稼げればいいなどの考えが元になっています。
現実では、自分が稼げなくては生活できませんから、仕方がないといえばそうでしょう。しかし気持ちがなければ、到底よい記事が書けるとは思えません。
ですから間違っている情報でも、間違っているとは気づかないまま。疑問を持たない。もし疑問を持ったとしても、平気で納品してきます。
自分のサイトではないから?そんな方に、本当に有益な記事が書けないのは必然です。
ネットの情報を鵜呑みにする外注ウェブライター
ウェブライターによくありがちな、ネットに掲載されている内容は正しいという考え方。
そのため簡単なまとめサイトの情報を鵜呑みにして、リサーチがいい加減になります。
下手すると、何の疑いもなく『コピペのサイトをコピペしたサイトの情報』を出典元に提示してくる場合もあります。少しややこしいですが…。
正確な情報をリサーチする力がないウェブライターさんで溢れかえっている現状です。
依頼した方も、わざわざそれを確認できないでしょう。時間がないから、ウェブライターに外注しているのですから。リサーチして確認するなら、自分で書けます。
上がってきた記事を確認しないと、ただのコピペに1000円2000円も支払って、間違った情報をサイトに掲載してしまっている状態になってしまいます。
すると、信頼性のないブログやサイトになります。多くのライターさんが書かれているサイトでは、ページによっては全く正反対の内容が掲載されている場合があります。
さまざまな方の意見が集まるのは、サイトにとっては大変有益です。しかし筆者を1人としている場合、矛盾したいい加減なサイトだと認識される可能性が出てきます。
サイトを参照するなら、信頼性ある確実な情報源が必要です。また本からの、情報収集なども効果的です。
1つのサイトからネットの情報を拾うだけの時間短縮した記事。はっきり言えば、捨て金ですね。コピペ記事にファンが集まるわけないのです。当然SEO効果もありません。
SEO対策できる外注ウェブライターがどれだけいるか?
- SEO対策します
- 検索上位にします
ウェブライターで、よくこのような紹介がされています。何を持ってSEO対策と言えるのか、本当の実績でしょうか。
どんな事でも、経験を上回る知識はありません。いくら教科書を読んで知識があっても経験がなければ、ただの耳年増ですね。
本当にそのウェブライターが、検索上位にしてきた経験があれば問題ないでしょう。
しかし1つのサイトを仕上げを検索上位にした実績があるのかは正直誰にもわかりません。しかもアフィリエイトで稼いでいる方は、ごく一握りです。
基本的には、SEO対策ができないウェブライターさんばかりだと考えてもよいでしょう。本当にSEO効果のある記事が書けるウェブライターさんの記事単価は、ものすごく高額です。
高額な価格をとっているにもかかわらず、SEO対策ができない業者もいます。
私はある人の紹介で、SEO対策業者から記事作成依頼を受けました。そして、内容の修正依頼を受けたんです。
すると、キーワードと内容の指示が全く伴っておらず、指示されたキーワードでその記事は書けない状態でした。
- キーワード:仙台 ホームページ作成
- 記事内容:記事作成を悩んでいる方にとってのハウツー
こう修正依頼をされたからです。
『仙台 ホームページ作成』と検索されるキーワードの設定で、記事作成を悩んでいる方にとってのハウツーなど書けません。
そもそも、記事作成のやり方を調べる方が『仙台 ホームページ作成』とは検索しないからです。全く知識のない方でもわかりますね。
その業者はお客さまに対し、SEO対策で何10万もする仕事を行なっています。そして『1記事15000円で、SEO対策の施された記事納品』を受けていました。
こんな業者がいるのですから、副業としてお小遣い稼ぎをしているウェブライターに、SEO効果ある記事が書けなくても無理はありません。
その業者様にはキーワードと伴っていない内容など書けませんので、修正はお断りし報酬もいらないと伝えました。
すると、電話も返信もなにもなしです。それがネットで通用する人間性なのですね。自分の都合のよい相手にだけヘラヘラする…。自分の時間は大切だけど、人の時間を無駄にしてもへっちゃら。
世の中それでも仕事で稼げるのかと、しばらく心が折れてしまいました。
低品質な記事しか書けない外注ウェブライター
多くの方が、できるだけ費用をおさえるため激安で外注したいと考えているでしょう。
誰でも副業にかけるお金はありません。本業であっても、経費はできるだけ抑えたい。そう考えますね。
そしてその中でも少しだけ高いウェブライターに外注すれば、高品質な記事が納品されると思ってしまいがちです。たとえば「1000円では不安。文字単価をあげて1500円のサービスなら、ましかも…。」という具合です。
しかしほとんどのウェブライターさんは、記事の構成がなっていないどころか不必要に余分な言葉を書きすぎるのです。
ダメな文章の例はよそのサイトから掲載できないので、なかなか難しいのですが、以下の例をご覧ください。
30代の主婦、といっても子供がすでにある程度の年齢になっている女性も多いと思います。こうした場合は子供と一緒にスポーツや運動を楽しんでみる方法もあります。
『30代の主婦』といえども子どもがある程度成長している場合は、スポーツや運動を一緒に楽しむ方法もあります。
この2つの文章を、見比べてみてください。たったこれだけの1文でも23文字の違い。このように同じ内容の言及でも、文章の書き方で文字数に雲泥の差が出ます。
2000文字納品であがってきた記事のうち、500文字以上無駄な文章を書くウェブライターさんもいます。
1文字単価でお金がかかっているにもかかわらず、何百文字も無駄な文字です。
また1文字単価でお金をとっている文字。
- 「それでは、次は〇〇について解説していきましょう。」
- 「これが、〇〇ということなのです。」
このような文章を書いて、1文字1円2円…。気づかずに3度4度こんな文を繰り返すウェブライターさんもいます。
私の考える『ウェブライター』は、こういった文でお金を取るべきではないと考えています。
そんな文章を含めて、2000文字約束で「1950文字です。」と言われても…。また「2200文字になりました。」と200円300円加算される…正直そんなバカな話はありません。
ライター指導を行なう中1000円1500円の代金を支払って書かれた記事を見ても、500円のライターさんと同じ程度の印象を受けます。下手すれば、300円でももったいない場合も…。
書かれた記事の意味がない・構成が全くできていない・無駄な文字が多いだけ。それでリライトしますから、元記事がないまま一から記事作成した方が早いケースも多々あります。
しかしその記事を見ても、実は一般の方はあまり気づきません。
よい記事が必要ではありますが、ネットサーフィンする方はあまり文字を読んでいないのです。ほぼ流し読みです。
真剣に読んでくださるのは、本当に気になった場合だけです。ですからその域までいかないと、どれだけウェブライターに外注して記事を増加させても読んでももらえないのです。
よい外注ウェブライターか見極めをするためには
時間は、お金に代わるもの。ウェブライターへの低品質な記事の外注は時間を。そして、結果お金を捨てている現状です。
しかしお客さまと同様、よい記事かどうか・無駄な文字数がどれだけあるか、それには気づきません。
低品質な記事が納品されていても、3000円かかったから高品質だと考えます。そしてクラウドソーシング上の評価が高ければ、よい記事を書けるウェブライターなのだと考えてしまいがちです。
「ありがとうございます。とても良い記事でした。」と評価している方本人も、よい記事かどうかは判断できていないのが通常。
なぜなら、文章の基礎をわかっていない人が見ても理解できないからですね。
値打ちのある高級ワインを飲んでも、味のわからない方にその価値がどんなものなのかは知る由もありません。
ですが他の評価がたくさんあるため、そうなんだと思い込みます。その評価を語っているのは、スーパーで買った800円のワインの味しか知らない方かもしれません。
私は過去自分が書いた記事を見ると、情けないほどハチャメチャな記事を書いていたと恥ずかしくなります。自分が理解してこそ、低品質だとわかる。当たり前ですね。
こんなケースもあります。以前、ご自身の想い出としてご家族のワンちゃんの創作絵本のご依頼をいただきました。
大変喜んでいただけましたし、私もとても嬉しく大変よい出会いをさせていただきました。「バーチャルなウェブの世界も捨てたもんじゃないな。」と感じる瞬間でもあります。
評価は大変重要ですから「よろしければ…。」と評価をお願いすると、入れてくださった評価は「クオリティが高かったです。」というお言葉。
ネット掲載の記事でもないし、SEO効果も関係ありません。
「クオリティ」と入れて下さったのは、評価の書き方がわからなかったから他の方と同じように入れようと思われたのですね。
少しでもよい評価と感じられるようにとの、お気遣いもあったのでしょう。
そのあとに心温まるお言葉を書いてくださったので、それが本当のお気持ちだったのだと思います。
このようにどう評価を入れればいいかわからない場合、他の方の評価と同じように「素晴らしかったです。」と書かれる場合もあります。
アフィリエイトを行う上で、ウェブライターの選択はもっとも重要です。
私も日々ウェブライターを探していますが、ネット上でライターを探すのは至難の技です。
- 社会人としてまともなやりとりができる人間性
- 他人の意見を否定せず、理解しようとする気持ち
- 向上心
- 文章が得意かどうか
これらは絶対必須だからです。
文章が書けても、人間性が伴っていなければよい記事は書けません。文章が書けなくても、向上心があれば得意になる可能性はあります。
しかし全くの向上心がないウェブライターは、現状に満足しています。簡単に稼げるからこそ、ちょっと注意しただけで「体調が悪い。」「忙しくなった。」とやめてしまう。もっと高品質な記事を書きたい向上心がないんですね。
ですから、低品質なウェブライターが増加するばかりです。
時間をかけ自分で記事作成すれば、そのブログやサイトは自分の資産になります。上述したとおり、いい加減なウェブライターに外注しても読んでももらえない低品質な記事が増加していくだけ。
そしてウェブライターに外注するなら、ある程度自分がよい文章を書けるようにならなければなりません。
アフィリエイトをされる方は、ある程度根本的なよい記事の書き方やポイントを覚えてから、記事外注をした方がよいでしょう。
とはいえ、私もまだまだ。至らない部分もあります。もっと勉強しなければと、常日頃考えています。努力をすれば、多くの気づきがあり1つずつでもよりよい記事作成になります。
そして記事が書けない方でも、諦める必要はありません。
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