「ウェブライターとして活動していきたい。」そう考えている方にとって、根本的な重要事項があります。
生計を立てているウェブライターでも、この根本的事項に気がついていない方が多い現実。
今回ご説明する事は、文章を書く以前の問題です。
ウェブライターとしてやっていくために、よい文章を書く以前の初歩的必要事項はどういったものなのでしょうか。
ウェブライターになってお金を稼ぐには
『ウェブライターとして記事作成でお金を稼ぐ。』
景気が戻った戻らないと騒がれ続けている現代。パートに働きに出るだけでは、収入が足りない。みなそうですね。
ネットが主流となっている世の中。ウェブライターという副業で少しでも足しにならないかと考える方もいるでしょう。
しかし、ウェブライターは溢れかえっています。いい仕事も見つからないし、単価が安くあまり稼げない。それが現実ですね。
なぜウェブライターとして書いた記事の単価が安いのか?それは、記事が低品質だからです。
よいウェブライターを探している方は、必死で『まともな記事が書ける方』を探しています。
多くの割合で、低品質しか書けないウェブライターばかり。言い方はかなり乱暴ですが、日本語さえ書けないウェブライターが多いのです。
本当によい記事が書けるウェブライターなら、報酬は必ずアップします。それなりの見合った報酬が得られ、必ず稼げるようになります。
まず今の自身の作成する記事質で満足していると、よいウェブライターにはなれません。
「よい記事が書けるウェブライターになりたい」と思うのなら、初歩的な必須事項をきっちり頭に入れましょう。
よいウェブライターになるための最低基本事項
記事の本質を考える
ウェブライターとしての最低基本事項は、依頼者が「何を言いたいのか」に対する理解です。
「その記事には、どんな意味があるのか」を考えなければなりません。
よくあるゴシップまとめサイト、芸能人の事を面白おかしく取り上げているだけで意味がありませんね。それはそういうサイトなので、それに合わせて書けばいいでしょう。
ただそれだけではないサイトもあります。
たとえば芸能人のゴシップを取り上げているサイトであっても、「うつ病に対して真剣に伝えたい」と考えているサイトもあります。
自身の過去のうつ病の苦しさを経験しているからこそのサイト立ち上げで、「そういう方の役に立ちたい」と考えているかもしれません。ただ芸能人の名前を借りているだけの事で、ゴシップを書きたいわけではないと考えている方もいます。
ですが多くの場合ウェブライターに記事を外注すると上がってくるのは、全く意味のないゴシップ記事です。
きちんと伝えているにもかかわらず、依頼者の意図を考えていないから、伝えられた事を理解できないんですね。
記事依頼をしていただいた方の意図を汲み取れていないため、そのような記事作成になります。依頼者の言及したい意図を把握できないライターは、よいウェブライターとは言えませんね。
関わるものに対する理解
製品やサービスを扱っている会社からの依頼の場合など、その商品の良さを理解する努力をしましょう。
よいウェブライターになるためには、作成する記事の内容に対しての深い理解が必須です。
依頼者の意図の汲み取りと同様ですね。
ウェブライターの仕事は、見る方を説得する記事作成です。それに関する理解を深めないと、記事を見る方に本当の良さは伝えられません。
1文字を積み重ねて決められた文字数を書けばいい・報酬だけ得られればいいと考えているウェブライターに、人の心を動かす記事は書けませんね。
よいウェブライターになるためには、絶対に自分だけの価値観で決めつけてはいけません。
たとえば自分が筋肉質な人が嫌いでも、筋肉を鍛えるためのサプリ販売をしているサイトなら、自分とは違った視点で見ます。
筋肉が嫌いなのに、筋肉サプリをすすめる文章は書けません。ただのコピペになってしまいますね。コピペ以上のものを書くのが、よいウェブライターです。
筋肉が欲しいと思っている人は、どんな気持ちなのかを想像してみます。「こうかもしれないな。」という考えです。
「〜かもしれない。」常に、こう考えます。自分の考えだけに凝り固まらないようにしましょう。
記事作成する意図を確認する
そこまで深い考えはなくとも、さまざまなASP案件を扱っているアフィリサイトでは、何を一番売りたいのか決めている考えもあるはずです。
ですから記事作成依頼を受けたら、まず『作成する記事の最終的な意味』をきちんと確認しましょう。
ただ現実アフィリエイトも初心者の方ばかりなので、それさえわからずやみくもに行なっている方ばかりです。
また確認しても聞かれている意味さえわからないので、そのままスルーする方もいます。そんな場合は、依頼者に合わせて言われた事だけを行えばいいでしょう。
答えてくれないのですから、仕方ありませんね。記事質も関係なく『ただ書いてくれればいい』と考えている依頼者に、自分の価値観を押し付ける必要はありません。
依頼者の立場・見る方の立場になる
私は過去、ブログ記事のリライトを依頼いただきました。
そのブログは、『ハンドメイド教室で起業するためのコンサル』を受けている方でした。
それまであった記事は大変ひどいもので、まさにこの基礎が全くわかっていないウェブライターさんの典型的な例。
- ターゲット:ハンドメイドの資格や経験がある30代女性
- 最終言及:ハンドメイドで教室を開くコンサルを進める
それなのに書かれている起業方法に内容では、ほぼハンドメイド教室について触れていなかったのです。
ハンドメイド教室の起業を応援するサイトなのに、例としてあげているのは英語教室や音楽教室だけ。ハンドメイドの例はほとんどありませんでした。
「たとえば、音楽教室では…こうすればいいですね。」と書かれていても、ターゲットにとっては全く役に立たない記事です。
「知りたいのはハンドメイド教室でどうすればいいのかだけ。音楽教室の例を知りたいわけじゃない。」当たり前にこう思います。すると、必ずサイトから離脱します。その記事は、ただの無駄な記事です。
きちんと『依頼者の意図』や『見て下さる方の考え』を考えていないから、そのような記事になってしまうのですね。
そもそも依頼者の職業を見れば、いとも簡単に「何が言いたいのか」とわかるはず。それにもかかわらず書けていないのは、何も考えていないという証明です。
- ハンドメイド教室は何か、どんな種類があるのかを考えていない
- ハンドメイド教室の良さを考えていない
- コンサルする方(依頼者)の仕事(サービス)を深く考えようとしていない
- 見る方が何を思って検索しているのかを考えていない
ただ文章を書いて報酬を得ようとするだけでは、本当によいウェブライターにはなれません。
よいウェブライターにならなければ、検索上位にできる記事も書けません。
自分が嫌いな食べ物を、人に「美味しい!」と説得できませんね。本当にその意味をわかってこそ、ウェブライターとしての役割を果たせるんですね。
それが「こういう部分が美味しいと感じるのかもしれない。(〜かもしれない。)」という予測です。
1文字1円は最低と言われているウェブライターの単価ですが、そんなウェブライターはいつまでたってもそれ以上の仕事は受けられない。当然です。
クラウドソーシング上でよい評価が溜まって、価格を上げても生き残っているウェブライターさんもいますが、記事質はずっとそのままです。
ウェブライターが記事の本質を把握するには
ウェブライターが記事の本質を把握するには、依頼者に確認するほかにサイト内リサーチをします。
よいウェブライターになるには、依頼して下さった方のブログやサイトのリサーチは必須です。
また依頼者個人でブログやサイトを行なっている依頼者は、サイトにどういった考え・方針で行なっているかが見え隠れしている場合もあります。
そこから依頼者がどういった考えでいるのか意図を汲み取ると、おのずと見て下さる方にとって有益な記事が書けるウェブライターになるでしょう。
ちなみに語調を「ですます調」としていても、些細な言葉の違いもあります。簡単に言えば「〜ですね。」「〜ですよね。」の言い方。それまであったサイトの文章に合わせなければなりません。そういった意味でも、サイト内リサーチは必須です。
- 記事の本質を理解する
- 依頼者の意図を汲み取る
- 関わるものに対して、自分だけの価値観を持たない
- 依頼者への確認とサイト内リサーチ
- その記事を見る方の事を考える
よいウェブライターになるには、その根本的基礎をきちんと考えましょう。
そこからがウェブライターの第一歩です。
見てもらっても無意味な記事・見てもらえないような記事を書くウェブライターでは、まともに仕事できていないのと同様です。
よい記事が書けるウェブライターになれたら、理解して下さる方も仕事も増加していきます。
低品質な記事でいい加減なウェブライターで報酬を得るのか、よい記事を書いて喜んでいただける価値ある仕事をするのか。常に向上心を持ちましょう。
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